2021年11月、私は江陵市に「宝塚朝鮮人追悼碑」建立者に感謝牌を授与してほしいという請願書を送りました。
それまでの研究成果を要約して添付し、江陵出身の金炳順氏の犠牲を発掘し、1百年以上も祭祀を行い、追悼碑まで建てた方々に江陵市が公的な感謝の気持ちを伝えてほしいと要請しました。
請願書は江陵の(社)金成洙烈士記念事業会の柳善起、姜承昊、洪眞善先生を通じて江陵市議会の鄭光敏議員に伝えられ、直ちに市政府に移送されました。江陵市庁はその年の12月に迅速に請願を受け入れ、請願内容に対する実査を経て感謝牌を伝達することにしました。
請願内容の検討と承認過程では、江陵市庁のパク・ジョンシ(박종시)、イ・ジュンハ(이준하)、パク・インスン(박인순)係長などの実務陣が大変ご尽力いただきました。コロナパンデミックで公務出張すら困難な状況だったため、江陵市は東京にある江原道本部に実査を依頼しました。
2022年1月、東京江原道本部の姜秉直(カン・ビョンジク)本部長と文美炫(ムン・ミヒョン)部長が宝塚を訪れ、感謝牌授与対象者に会って懇談会形式の実査を行い、その直後に江陵市に請願内容が事実であり、この方々に感謝牌を授与す必要があると通知しました。
感謝牌の対象者は8名の方が推薦され、承認されました。宝塚の郷土史家鄭鴻永先生と近藤富男先生、在日同胞の実業家金禮坤先生、神戸学生青年センターの飛田雄一先生、兵庫朝鮮関係研究会の堀内稔先生、彫刻家の玉野勢三先生、滿福寺の住職足立泰敎と足立智敎のご夫妻です。
江陵市は迅速に感謝牌の制作に着手し、2022年1月末に近藤富男先生の感謝牌をいち早く制作し、撮影した写真を宝塚に先に送りました。 病床におられた近藤富男先生は、意識が少し戻ったところで、江陵市金漢根市長の名前でご自身に贈られる予定の感謝牌の写真をプレビューすることができました。 そして、2022年2月10日にご逝去されました。
感謝牌が製作され日本に空輸されると、東京江原道本部の姜秉直本部長と文美炫部長が再び宝塚を訪れ、2023年4月15日に宝塚ホテルで感謝牌伝達式が行われました。
2000年にご逝去された鄭鴻永先生のための感謝牌と、伝達式の直前にご逝去された近藤富男先生のための感謝牌は、息子さんの鄭世和先生と近藤卓海先生が代わりに受け取ったそうです。
感謝牌の請願は開始から伝達式まで約5ヶ月かかりました。江陵市議会や市役所、東京江原道本部などの官庁が公式な手続きを経て決定し、進められたイベントとしては異例の早さでした。 「宝塚朝鮮人追悼碑」の建立のニュースとその推進者の努力が、公務員はもちろん多くの韓国人に深い感動を与えたからだと思います。
ただ、感謝牌の請願者として残念なことがあります。それは、請願当時まで調査が十分に行われず、感謝牌贈呈の対象となるべき多くの方々が今回含まれていなかったことです。
例えば、追悼碑に「悼」の文字を刻ませてくださった中川智子宝塚市長や、追悼碑の建立に多額の寄付をされた佐々木基文和尚が抜けています。
また、朝鮮人犠牲者のために100年以上にわたって慰霊祭を行うことを決め、実行した玉瀬の壇信会と婦女会も今回の感謝牌贈呈には含まれていません。
私の調査が不十分で、判断が不十分だったからです。 幸い、慶尚南道の固城と統営の調査が残っています。この2カ所での調査が完了したら、もう一度、感謝牌の請願を試みようと思っています。
今回は、宝塚の活動家たちの意見を聞きながら、感謝牌を贈るべき方々を広く推薦したいと考えています。 そのためには、固城・統営の調査も成功させなければならないので、各界の方々と協力しながら頑張っていきたいと思います。 (jc, 2023/12/16)
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