金鎭香(キム·ジンヒャン)先生の講演を出発点として、韓半島分断の起源をそれなりに調査した結果を6何原則が盛り込まれるように要約するとこうなります。
韓半島の最初の分断線は1945年7月25日から1945年9月2日の間に「日本が飾り、米國が主導し、ソ連が呼応」した結果です。 日本は自国の分割を防ぐために朝鮮の分割を誘導し、米國は日本をすべて占め、ソ連の南下を防ぐために38度線を引きました。 ソ連は日本に奪われた領土を回復し、韓半島に影響力を行使できる程度に満足しました。 その結果が北緯38度の軍事境界線で、それが今日の韓半島分断の起源となったのです。
このような説明が新しいものではありません。 20年前、日本人東アジア史学者の小代有希子が米國歴史学会の学術誌「The American Historical Review」(2004年4月、通巻109巻2号:417-444ページ)に発表した内容ですね。 論文のタイトルは「ユーラシアの衰退:日本の第二次大戦終戦ゲーム(Eurasian Eclipse: Japan's End Game in WWII)」です。(翻訳本が見つからなかったので英文論文を添付します。) 小代有希子の結論は次のとおりです。
「日本が降伏を遅らせる過程で、自然に米国とソ連は北東アジアで尖鋭に対立するようになり、韓半島38度線で米ソ間の絶妙な勢力均衡がなされてしまったのだ。」
ブルース·カミングス(Bruce Cummings)は<韓國戦争の起源(Origins of the Korean War, 1권,1980; 2권,1991)>で、韓半島の分断、特に北緯38度線の軍事境界線はソ連との競争と妥協のために米國が引いたと主張しました。 1945年8月10日午前0時頃、地図に直接38度線を引いた張本人は米國のディーン·ラスコだった事実まで明らかにしました。
一方、小代有希子は米軍の沖縄上流には激しく抵抗しましたが、ソ連軍の満州や韓半島進撃には抵抗しなかった日本の策略が韓半島分断の根因だと指摘します。
これに対しブルース·カミングスは、<北韓:もう一つの国(2004)>で小代有希子の研究を認め、自分の主張を修正しました。 彼は1945年8月8日に参戦したソ連が翌日咸鏡北道雄基に上陸、8月13日に清津に進撃すると、日本は待っていたかのように8月15日に降伏したことを指摘し、「日本が満州と韓半島から軍隊を撤収したり迅速に降伏したりして、ソ連を韓半島に引き込んだ」という小代有希子の主張を引用しました。
これがブルース·カミングス(1980-1991年)が始め、小代有希子(2004年)が補完した韓半島分断の起源の定説です。 不思議なことに、この定説が定立するのに韓国史学者の寄与が全くないということです。 米國人学者が米國の責任を主張し、日本人学者が日本の責任を主張しましたが、韓国の史学者はむしろカミングス-コシロの定説を切り下げる様子です。
ニューライト歴史学者の李柱天(イ·ジュチョン)は、『月刊朝鮮(2006年11月号)』に掲載した寄稿文で、カミングスとコシロの研究を長く引用しながらも、結論は次のように下します。
「米国が韓半島に対する信託統治と分断を主導したのは事実だ。 しかし、韓半島分断の責任を全面的に米国に問うのは誤りだ。 日本は...降伏の時期を意図的に遅らせることでソ連が韓半島に介入する素地を作り、ソ連は北朝鮮占領直後に北朝鮮地域に単独政権樹立を推進することで、単なる軍事境界線に終わることができた38度線を統治境界線に変質させたからだ」
李柱天は(1)韓半島分断を主導した米國の責任(カミングス)を否定できませんが、(2)ソ連の韓半島介入の素地を作った日本(コシロ)と(3)分断を固着化させたソ連(李柱天?)にも責任があるということです。 米國の責任を軽減し、日本の責任には軽く触れながら、ソ連の責任を強調するやり方です。
こうした責任評価の適実性は別にしても、これがニューライト史学者の基本態度であることは明らかに見えます。 韓半島分断の起源に対するカミングス-コシロの定説は認めますが、日本と米國の責任は減らし、より重い責任をソ連に負わせるのです。 (継続、jc、2023/10/06)
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