玉瀬の參拜墓前にムクゲを植えるという提案は、日本の「チーム・アイ」の近藤卓海先生と鄭世和先生が提案しました。 ムクゲの植樹のアイデアが最初に提案されたのは、近藤富男先生が亡くなった直後だったそうです。
近藤富男先生の奥様である近藤幸子先生から、近藤先生が一番好きだった花が白ムクゲだという話を聞いた鄭世和先生は、この花を参拝墓に植えようと考えたそうです。 また、息子である近藤卓海先生の自宅の庭に、近藤富男先生がご自分で育てた白ムクゲがあるという話も聞きました。 そのムクゲの一部を玉瀬に移して植えようという考えだったのです。
近藤富男先生は、鄭鴻永先生と一緒に玉瀬の朝鮮人犠牲者を発掘した方なので、このアイデアは意味のあるものでした。しかも、そのアイデアをお二人の息子さんである鄭世和先生と近藤卓海先生が実行に移したということで、さらに意味が深いと思います。
当初はムクゲとツツジを並べて植えようということでしたが、これは二つの花が韓国と北朝鮮の国花だと思ったからです。 調べてみると、北朝鮮の国花はツツジではなく木蘭で、木蘭を手に入れるのが難しいため、とりあえずムクゲを植えることにしたそうです。
ムクゲの植樹は2023年5月に予定され、事前準備は鄭世和先生が担当されました。ちょうどこの時期に「第1江陵フォーラム」の金重男、姜承昊、趙殷慧先生が宝塚を訪れることができました。
3人は5月14日、玉瀬の滿福寺を訪れ、この寺の住職である足立泰敎・足立智敎先生に会い、感謝の気持ちを伝えました。 彼らは江陵出身の金炳順氏が1914年に亡くなって以来、毎年8月に行われる慰霊祭を3代にわたって執り行ってきた方々だったからです。
続いて、江陵フォーラムの3人は、朝鮮人慰霊祭を決定し、後援してきた玉瀬の壇信会と、実際に慰霊祭を行った玉瀬の婦人会に感謝の気持ちを伝えました。
そして、ムクゲの植樹が行われました。小雨が降り、傘をささなければなりませんでしたが、ムクゲの植樹は予定通り行われました。 この日の植樹のために、婦人会員は朝早くから参拝墓付近の草刈りを行い、植樹には 壇信会の会長と副会長が並んで参加しました。
姜承昊先生が壇信会の会長にムクゲの木を渡し、50人余りの参加者がシャベルを持ち、順番にムクゲの苗木に土をかぶせました。金重男先生は、ムクゲの植樹に参加した方々に感謝の言葉を述べ、ムクゲを隣に置くことになった3人の朝鮮人犠牲者の位牌に大きなお辞儀をしました。
玉瀬の住民の方々は、金炳順さんの故郷である江陵から来た訪問團が犠牲者に極上の礼をし、自分たちに感謝の気持ちを伝える姿を見て、感動したそうです。 そして、これからもこの廟を大切にし、新しく植えられたムクゲが花を咲かせるまで、水やりや草取りを欠かさず行うことを約束されました。江陵と宝塚が再び強く結びつく瞬間でした。
ムクゲの植樹が終わった後、江陵訪問団の金重男、姜承昊、趙殷慧先生は、宝塚市の北野さと子市議会議員と兵庫県の橋本成年県議会議員を訪問しました。北野さと子議員は多選の経験を持つ政治家ですが、橋本成年議員は宝塚市の公務員出身で3顚4起で兵庫県議会に入選した新人議員です。
金重男先生も江陵市の公務員出身で江陵市長に立候補したことがあります。橋本成年議員と金重男先生はお互いの努力を称賛し、すぐに仲良くなったようです。
参拝墓の横に植えられたムクゲの木は9月中旬に花を咲かせました。鄭世和先生が送ってくださった写真を見ると、まだ枝は細いし、花は咲いたばかりのつぼみに過ぎませんでした。 しかし、このムクゲの木は枯れることなく生き生きと繁栄していくことが十分に想像できました。 (jc, 2023/12/20)
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